キキタの本棚

自転しながら公転する

印象に残ったフレーズ

幸せばかりを追求すると少しの不幸も許せなくなるよ

なるほど、と思った

自分の幻想でもある理想を追い続けると
少しの不幸があるととても邪魔になる気持ちがわかる


幸せにならなくていい、自分の好きな人と楽しい時を過ごしたいと心の底から思える事がとても大事だと思った。

都は最終的にベトナム人と結婚するのだと思った
最初のエピソードは都の子供の結婚式でベトナムに来ているところからスタートだった。

また、時折ある都と貫一の将来についての話し合いや
都の友達に相談するシーンもとても勉強になった

都の貫一に対する不安を友人に相談するシーンで、
さゆりから注意されるのだが、都の貫一の対する不安は自分に対する不安を貫一に向けているのではないか?
というところにとても胸がジーンとした

そうかパートナーに向ける不安は、自分に対する不安でもあるのか〜と思った

例えば?
・貯金

パートナーに貯金をもう少ししてよ、という事も思うかもしれない、なぜそう思うのかは自分の稼ぎに対してこの先の不安があるからパートナーに蓄えをしろという事も少なからずあるのだと思いました。

反対に貫一は、足るを知る正確で超マイペースだが、
恋人に対する気持ちはドライだが、とても優しく都の事が大好きだと思う。

貫一の性格も嫌いではないし、むしろ好き
超マイペースで足るを知るという性格は自分と重なっている事もあり将来に対する不安もなく、今を生きている感じが貫一っぽいなと思う。

その性格のせいか、都は将来の不安も、蓄えも心配になり
貫一にきつく当たってしまうのだとおもう。

この話を通して学んだ事は、最初でも話した
【幸せばかりを追求すると少しの不幸も許せなくなるよ】
という事がとても印象だった。
世間一般の普通の幸せとは?と改めて考えさせられた
幸せの形はそれぞれとはそれぞれだと思った

世間一般の幸せをキラキラするように眺めるだけでなく
一度立ち止まって自分の現在地を見つめ直してしっかり地に足を付けて、自分の価値観をしっかりと持つことがとても大事で頑張りすぎないという事もとても大事。